講習のご案内
我が国においては、2016年の国民健康・栄養調査で、糖尿病の疑い、もしくは可能性が否定できない人がおよそ2,000万人とされており、合併症で苦しむ人は未だ後を絶ちません。糖尿病を早期に発見し合併症の予防・進行を食い止めるためには、地域全体として多くの医療従事者が積極的に関わる 予防活動が必要となります。
すでに、この目的を達成するために、日本糖尿病療養指導士(CDE-J)の資格を持つ多くのスタッフが活躍していますが、その活動の場は病院中心と ならざるを得ません。糖尿病に関心のある医療従事者の研鑽と育成の場を提供するために、中信地域の糖尿病診療に携わる医師、糖尿病看護認定看護師、CDE-Jの協力で2012年、中信地域糖尿病療養指導士育成会を立ち上げることができました。これまでに336名の中信地域糖尿病療養指導士が誕生し、現在も217名の皆様が地域において活躍されております。より多くの方々に参加していただき、病院だけでなく、地域の医療チームとして糖尿病患者を 支えていきたいと考えております。
中信地域で働く医療従事者で、糖尿病に関する知識や技術を身につけたい方、知識や技術の向上を目指す方、糖尿病に関して地域のために役立ちたいと思っている方は、是非、資格取得にチャレンジしてください。
講習会の日程
2024年8月〜12月までの5回開催予定です。
今年度はWEB開催で、1回3時間前後の講習時間となりますが、1回の内容は、同じ月に何回かに分けて視聴可能です。
中信地域糖尿病療養指導士育成講習会 講習日程・内容・講師
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第1回 8月 |
オリエンテーション | 糖尿病療養指導士の役割・機能 | 糖尿病の検査 | 運動療法 |
糖尿病総論 等 | ||||
講師:薬剤師 | 講師:医師 | 講師:臨床検査技師 | 講師:理学療法士 | |
第2回 9月 |
食事療法 | 薬物療法 経口血糖降下薬 | 薬物療法 注射薬 | |
講師:管理栄養士 | 講師:薬剤師 | 講師:薬剤師 | ||
第3回 10月 |
心理と行動 | 療養指導の基本 | 症例ファイルより | |
症例の書き方 | ||||
講師:看護師 | 講師:看護師 | 講師:看護師 | ||
第4回 11月 |
急性合併症 | ライフステージ | ||
細小血管障害 | ||||
講師:医師 | 講師:看護師 | |||
第5回 12月 |
大血管障害 | 特殊な状況・病態 | 申請・更新等のオリエンテーション | |
メタボリックシンドローム 等 | ||||
講師:医師 | 講師:薬剤師 | 講師:看護師 |
講師の職種は、医=医師、看=看護師、薬=薬剤師、栄=栄養士、検=臨床検査技師、理=理学療法士
資格認定試験 2025年3月9日(日)
場所:信州大学医学部附属病院内の会議室を予定しておりますが、新型コロナの感染状況等により試験方法が変更されることがあります。
講習会の参加要綱
1.場所
講習会はWEB開催の予定で、1回3時間前後の講習時間となりますが、1回の内容は、同じ月に何回かに分けて視聴可能です。
詳細につきましては、後日受講者に講習方法を連絡致します。
2.参加申込み
受講申込書を育成会事務局へ郵送もしくはfaxしてください。また、受講料を育成会(下記)口座に振り込んでください。
受験申し込み期間は2024年6月3日(月)より7月20日(土)までの予定です。
また、受講申し込みをされた方には、後日資格認定試験の必要書類をお渡しします。
*受験時の混雑予防の観点から、受講者を30名程度とさせていただきます。
3.受講料
講習会は5回分まとめて7000円を先に振り込んでください。
日本糖尿病療養指導士の資格を持っている方は3500円となります。
※別途受験料2000円、認定料3000円が後日必要になります。振込口座八十二銀行信州大学前支店種類 普通 834948名義 中信地域糖尿病療養指導士育成会
4.研修内容
テキストとしては『糖尿病療養指導ガイドブック2024』を使用する予定です。認定試験の出題範囲もこの範囲で行います。
未受験者、再受験者、資格取得者の再講習について
1.当該年度に受験されなかった方
2.翌年度再受験を希望される方
3.資格を取得したがもう一度講習を受けたい方
は、受講した翌年度以降1回500円で再受講できます。
4.なお当該年度に4回以上受講しなかった方については、当該年度の受講証明書を持ち越しで使用し、翌年度と合わせて4回以上の受講が認められれば、受験資格が得られます。この場合も、1回500円で受講できます。
再受講を希望される方は、講習会の前月までに受講希望のメールを事務局に送ってください。
受講料500円は受験料納付の際に一緒に納付いただきます。ただし、資格を取得したがもう一度講習を受けたい方は、受講した月に500円の振込をお願いいたします。
認定試験の受験資格
中信地域糖尿病療養指導士認定試験の受験資格者は以下になります。
- 中信地域に就労している看護師、准看護師、保健師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、あるいはこれらに準ずる医療従事者で特に地域糖尿病療養指導士育成・認定委員会の許可を得た者。
- 過去10年間で2年以上、糖尿病患者もしくは境界型耐糖能異常の人の療養指導に携わった経験のあること(所属長の証明で可)。
- 中信地域糖尿病療養指導士育成会が主催する育成講習会について、単年度に5回のうち4回以上の出席をしていること。受講した場合、その方は2年間の受験資格を有します。もしくは、単年度の受講回数が3回以下の場合、翌年追加で受講して受講回数が4回になれば1回の受験資格を有します。今年度はWEB開催のため、受講確認につきましては受講証明書に代わる方法を予定しています。詳細は、後日連絡いたします。
認定試験要綱
資格認定試験 2025年3月9日(日)
今年度の資格認定試験は、新型コロナウイルスの感染拡大のため、試験日程、試験方法を変更して実施します。詳しくは、受験される方へ書類を郵送いたしますので、ご確認ください。
1.認定試験の場所
信州大学医学部附属病院内の会議室を予定しておりますが、新型コロナの感染状況等により試験方法が変更されることがあります。
2.必要書類(1月10日(金)締切)
ア 中信地域糖尿病療養指導士 受験申込書
イ 糖尿病療養指導業務に従事した証明書
ウ 糖尿病療養指導自験例の記録(5症例分のレポート)
エ 受講証明書(今年度はWEB開催のため、受講確認につきましては受講証明書に代わる方法を予定しています。詳細は、後日連絡いたします。)
オ 医療職免許証のコピー
3.受験料
1月10日(金)までに受験料2,000円を指定の口座に振り込んでください。
振込口座八十二銀行信州大学前支店種類 普通 834948名義 中信地域糖尿病療養指導士育成会
4.認定試験までの流れ
期日 受験者 2024年6月3日(月)〜7月20日(土) 講習会受講希望者は事務局宛に申し込み用紙を郵送またはfax
受講料7,000円振込み2024年8月〜12月 講習会受講(受験には5回のうち4回以上の受講が必要) 1月10日(金)まで 認定試験受験書類提出 受験料2,000円振込み 2月中旬 受験票郵送 3月9日(日) 認定試験 4月初め 合否の通知
5.日本糖尿病療養指導士(CDE-J)有資格者の扱いについて
- 日本糖尿病療養指導士(CDE-J)有資格者で中信地域糖尿病療養指導士の資格取得を希望される方は認定試験を免除されます。
- ただし、中信地域糖尿病療養指導士育成会が主催する育成講習会に、単年度に5回のうち4回以上、または前年度と合わせて4回以上出席することが条件です。
- 書類としては
ア 中信地域糖尿病療養指導士 認定申請書イ 糖尿病療養指導自験例の記録(5症例分のレポート)ウ 受講証明書(今年度はWEB開催のため、受講確認につきましては受講証明書に代わる方法を予定しています。詳細は、後日連絡いたします。)エ CDE-J認定証のコピー
を1月10日(金)までに事務局宛てにお送りください。
6.資格授与と資格更新
- 中信地域糖尿病療養指導士認定試験に合格した方、CDE-J有資格者で中信地域糖尿病療養指導士に認定された方は認定料3,000円を納めてください。それと引き換えに認定証をお送りします。
- 中信地域糖尿病療養指導士の資格は5年ごとに更新しなければなりません。5年を過ぎて更新しない場合は資格を失います。
- 中信地域糖尿病療養指導士の更新用件は以下の3点です。
- 資格取得後5年間のうち最低2年間は中信地域の糖尿病療養指導に従事していること(所属長の証明で可)。
- 資格取得後には、下記のいずれかに5年間で4回以上の参加が必要です。
1.中信地域糖尿病療養指導士育成会主催のスキルアップセミナー
2.日本糖尿病学会糖尿病学の進歩(2月または3月)
3.日本糖尿病学会年次学術集会(5月)
4.JADEC(日本糖尿病協会)年次学術集会(7月)
5.長野県CDE研究会(10月)
ただし、4回のうち2回以上は中信地域糖尿病療養指導士育成会主催のスキルアップセミナーに参加することが必要です。
いずれも、資格更新時に参加証明書(2,3,4,5はコピーも可)の提出が必要ですので、大切に保管してください。- 5年間で5症例分の療養指導のレポート、および自分がこの地域のために行った活動についてのレポートを提出すること。用紙は受験用書類にあります自験例の記録を用いて下さい。
- 認定期間の延長について(2016年度より規則改定しました)
海外在留や長期病気療養など特別な事情があり更新が不可能となった場合、その事情を記した書類を添付して、認定期間の延長を申請することができます。
● 延長の申請ができる「特別な事情」とは
海外在留
長期病気療養
育児休業等(産前・産後休暇、子の養育(1歳6ヵ月まで)も可)
家族の介護
糖尿病療養指導に関わらない業務への異動
進学
など
● 延長機関と手続時期について
延長の申請は1年毎に2回まで可能です。つまり、最大で2年間延長できます。
● 延長申請書
認定期間5年目に送付する「更新のご案内」に同封いたしますので、記載して事務局へ郵送ください。届きました延長申請書の認定については、理事会で審議の上通知いたします。- 5年毎の認定更新料は、3,000円です。2020年度は更新を1年延長しました。更新のための書類については、該当する方に2024年7月を目安に郵送いたします。2024年11月末日までに書類の提出ならびに更新料の振り込みをお願いいたします。
受験用書類(手書き用PDF)
2025年3月9日(日)に行われる認定試験(申込締切:2025年1月10日(金)消印有効)に必要な書類を以下よりダウンロードしてください。
こちらの書類は印刷用PDFファイルです。
ダウンロード後に印刷しすべての項目に自筆でご記入ください。
パソコン上で項目入力が可能なExcelファイルはこちらでダウンロードしていただけます。
受験用書類(Excel)
2025年3月9日(日)に行われる認定試験(申込締切:2025年1月10日(金)消印有効)に必要な書類を以下よりダウンロードしてください。
こちらの書類はMicrosoft Excelでデータ入力が行えるファイルです。
圧縮ファイルをダウンロード後にパソコン上で展開してご利用下さい。
入力できる項目は文字のみとなります。選択項目(○付け)については印刷後に自筆でご記入ください。
ご不明な点につきましてはお問い合わせください。